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輝く讃歌/賞雅哲然 目次
第十章 龍樹章
釈迦如来楞伽山 為衆告命南天竺
龍樹大士出於世 悉能摧破有無見
宣説大乗無上法 証歓喜地生安楽
顕示難行陸路苦 信楽易行水道楽
憶念弥陀仏本願 自然即時入必定
唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩
釈迦如来、楞伽山(りょうがせん)にして、
衆のために告命(ごうみょう)したまはく。
南天竺(南インド)に龍樹大士世に出でて、
悉く能く有無の見を催破(ざいは)せん。
大乗無上の法を宣説して、
歓喜地を証して安楽に生ぜんと。
難行の陸路、苦しきことを顕示して、
易行の水道、楽しきことを信楽せしむ。
弥陀仏の本願を憶念すれば、
自然に即の時に必定に入る。