しあわせの哲学、その2

8割読んだところでメモ投稿。

間違いなく良書。


西先生は対話と分析という形でしか探り得ない問題系がある、と言ってから、

「私の人生にとってのしあわせ」について肉薄していこうとする。

その手順がとても丁寧なので嬉しい。

一度この先生のゼミを見てみたいな、と思うことでした。


この本で私たちの「しあわせ」に直結するキーワードとして、


物語

生の可能性

承認

自由


が、挙げられている。


特に「承認」の問題は今子育てをしている最中だからよくわかる。

娘が新しいことにチャレンジするとき、

初めての人と挨拶するとき、

とても果敢にできたりする時がある。

そんな時、その前後にはボディータッチが非常に増えているんである。




「失敗しても大丈夫。

 誰かがギュッと抱きしめてくれる」


そんな思いがある時、子どもは臆せず新しい挑戦ができる。

そして、その自由から生まれてきた活動が新たな評価的承認につながる。

世界の手触りをそうして少しずつ覚えていく。


これ社会人もそうなのかな、って思ったりする。

自分が失敗しても会社が庇ってくれる、

ある程度のリカバリーはチームでできる。

そういう信頼がなければ人って動けないものね。

信頼がないと自分の責任逃れのことだけを考えて、

行動が縮小再生産されてしまう。


承認は自由につながっていて、

自由があればこそ挑戦なり創造なりできて、

自分が自分の主人公である感覚、

この本でいうところの「しあわせ」を感じることができる。

このへんの論理展開と例示が親切でとても良かった。



昔、お寺の掲示板で「安心な僕らは旅に出ようぜ」という、

くるりの歌詞を載せたことがある。


どこにいても阿弥陀様が一緒だから僕らは大丈夫。

仏様がご一緒だから思い切ってこの人生を旅することができる、

そんなご法話をお聞かせいただいた時にふと思い出した歌だった。

阿弥陀様といる人生は創造的自由のある人生だと、個人な味わいとしてあるんである。

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